リラックス効果や美容効果を得ることができる、安全性の高い成分として海外で注目されているCBD。サステナブルな農作物としても知名度が高い「大麻草」から抽出された成分とあって、その利用に興味を持つ方が増えています。一方で、大麻草から抽出されているという理由で中毒性や違法性を疑われることもあり、「キマるのか？」というような疑問も持たれがちです。果たして本当のところはどうなのか、今回はこの話題について詳しく解説していきます。

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そもそも「キマる」とは？

「キマる」という言葉は

• 服装がかっこよくコーディネートできた
• 入学・就職・役職が決定した

こういったことでも使われることが多いですが、大麻草に関する話題での「キマる」という言葉はそのような意味合いでなく、向精神作用が高い薬物やハーブなどを摂取して酩酊状態になることを指している場合がほとんどです。これらは危険性の高いものが多く、精神障害や脳障害を引き起こす場合もあり、モノによっては使用や売買が禁止されています。また、中毒性も高く、効き目が切れた時には耐えきれないほどの禁断症状に陥ることもあります。

人は「キマる」と様々な様相を呈し、その全容はまだまだ分からない部分も多いですが、1つ確実に言えるのは、常に危険と隣り合わせということです。

大麻由来のCBDオイルでキマることはある？

「では、大麻由来のCBDオイルでもキマるのか？」このような疑問を持つ方も多いでしょうが、結論から言うと、基本キマることはありません。なぜならないのか、それは向精神作用や中毒性が強いのは大麻草の葉や花から抽出されたTHCという成分であり、成熟した大麻の種子や茎から合法的に抽出されたCBDにはこういった作用が全くないからです。日本ではその使用が禁止されている薬物でもある「マリファナ」が摂取した人をキマった状態にするのも、主成分であるTHCによるものになります。

しかし、場合によってはCBDオイルを摂取してごく稀にキマッてしまうことも。それはなぜなのかについて、詳しく解説していきます。

THCが混入していた場合

CBDの人気が高まり、世界中の様々なメーカーで配合製品が作られるようになった中でTHCが混入したものも流出しており、これによりキマッた状態になってしまうことも。もちろん日本では使用が禁止されていますが、例えばアメリカではTHC配合率が0.3%以下であれば「THCフリー製品」として販売することも可能です。

• 信頼できるメーカーから購入する
• 成分表示を必ず確認し、完全にTHCフリーなものを使用する

混合製品を避けるためには、こういったことを意識する必要があります。

プラセボ効果の場合

プラセボ効果とは、偽薬であるにも関わらず、本物の薬であると信用して服用することにより、同じような回復効果が得られるというもの。CBDも大麻草から抽出されたイメージが強いため、プラセボ効果によりキマッた状態になってしまうことも極めて稀ではありますが、想定できます。

CBD本来の効能や効果とは？

では、CBDを摂取すると実際にはどのような効能や効果が得られるのでしょうか？特に代表的なものをいくつかご紹介します。

精神安定や不安の緩和

CBDは体内のエンドカンナビノイドシステム（ECS）を活性化させる作用があり、精神安定や不安緩和などの効果を生み出すといわれています。また、使用する時間帯によって効能が変わり、日中に使用すると前向きな気分に、夜になるとリラックスした気分にそれぞれなれるといった特徴があります。

痛みの緩和

CBDの抗炎症作用により痛みの緩和が期待できるといわれています。まだ確証はありませんが、関節痛や神経痛、皮膚炎による痛みなどを抑える効果があると、あらゆる研究チームより報告が上がっています。

不眠症の緩和

不眠症の原因として考えられるのが、ストレスや不安により心身が緊張した状態になってしまい、リセットできなくなってしまうこと。これらを払拭し、気分をリラックスさせ、レム睡眠を持続させる効果がCBDにはあると考えられています。

CBDを正しく理解して有効に利用しよう

CBDにはTHCのように「キマる」成分は含まれておらず、基本的に安心して利用することが可能です。しかし、海外製品の中にはごく少量含まれていても「THCフリー」を謳って販売されていることがある為、注意が必要です。こういったトラブルを避けるためにも、まずは信頼できる店舗を見つけ、そこから製品を購入するようにしてください。

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