アンチエイジングと聞くと、美容意識の高い女性のためのものと思いがちですが、実は男性の肌にこそアンチエイジングは大切です。この記事では、男性の肌にエイジングケアが必要な理由や、基本的なスキンケアの手順、間違ったスキンケアの方法を徹底的に解説します。いつまでも若々しさを保つためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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男性の肌にこそエイジングケアが必要な理由

男性の中には、洗顔料で顔を洗うだけで済ませる方も多いようですが、実は男性の肌にこそ丁寧なスキンケアが必要です。ここでは、その理由を解説します。

男性の肌は乾燥しやすい

男性は、女性の肌に比べると水分量が50%ほどしかないため、乾燥しやすい傾向にあります。しかし皮脂成分が多い男性の場合は、肌内部が乾燥していることに気がつかずにケアを怠り、自ら老けた肌に追い込んでいってしまう方も多いかもしれません。

またヒゲのシェービングが日課になっている方は、肌表面にある角質層もカミソリで一緒に落としてしまいます。肌表面の角質層は、水分量を保つ役割も担っているため、本来はあまり取り除かない方が良いものです。カミソリを当てる機会の多い方は、特に念入りな保湿が必要です。

皮脂分泌量が多い

男性の皮脂分泌量は、女性の3倍と言われています。皮脂分泌量が多いと、肌の上で細菌が増殖しやすく肌トラブルが起きやすい状態です。また皮脂が毛穴に詰まってしまうと、ニキビができてしまい、ざらつきの原因にもなってしまいます。顔全体がテカっていたり荒れていると、実際の年齢よりも年をとって見えてしまうため、丁寧なスキンケアで過剰な皮脂は取り除いておきましょう。

【基本】スキンケアの手順と注意点

スキンケアの目的は、汚れを落とすだけではなく、肌に水分を与えて保護することで、ターンオーバーの周期を整えることです。ここでは正しいスキンケアの手順を、注意点を交えながらご紹介します。

➀洗顔を行う

まずは洗顔を行い、余分な皮脂や角質を取り除きましょう。ここで肌の状態をクリアにしておくことで、化粧水や乳液がなじみやすくなるというメリットがあります。額から鼻にかけてのTゾーンと呼ばれる部分は、皮脂の分泌が活発なので、丁寧に洗いましょう。過度な刺激を与えないように、フワフワに泡立てた洗顔料で、こすらず優しく洗ってください。

➁保湿を行う

洗顔後、やさしく水気を拭き取ったらすぐに、化粧水を肌になじませて潤いを与えましょう。化粧水は、肌に水分を与えてバリア機能を高めるのに大切なアイテムです。洗顔をして皮脂や汚れを取り除いた後の肌は、大変デリケートで乾燥しやすくなっているため、できるだけ早く保湿をしてください。

③潤いを閉じ込める

十分に化粧水を浸透させたら、乳液を塗って肌に潤いを閉じ込めましょう。乳液に含まれる油分で膜を張ってフタをするので、浸透させた水分が蒸発しにくくなります。ベタつき感が苦手な方は、使用量を調整してみましょう。

物足りないときにプラスしたいアイテム

基本的なケアでは物足りない方や、ワンランク上のスキンケアに挑戦したい方は、美容液やブースターを取り入れてみましょう。美容液は、化粧水の後に使用するスキンケアアイテムで、肌の悩みは肌質によってさまざまな種類のものがあります。美容成分が凝縮されているので、とにかく成果を求める方におすすめです。

ブースターは、化粧水をつける前に使用するスキンケアアイテムで、導入化粧水とも呼ばれているアイテムです。肌を柔らかくして表面のキメを整えることで、化粧水の浸透をサポートしてくれます。コスパの良いものも販売されているので、肌のゴワゴワ感が気になる方や、乾燥が気になる方は試してみるのもおすすめです。

逆効果！間違ったアンチエイジング

アンチエイジングやスキンケアの方法が間違っていては、本来の効果が発揮されないものです。ここでは、間違ったアンチエイジングの方法をご紹介します。

紫外線対策を行わずに運動

若々しさを保つために運動をしても、日焼け止めを忘れてしまっては意味がありません。肌が老化してしまう原因の約8割が、紫外線ダメージだと言われています。紫外線は、日焼けやシミだけではなく、シワやたるみの原因にもなってしまいます。夏だけではなく1年中紫外線が降り注いでいるため、外で運動するときには必ず日焼け止めを塗りましょう。

肌を激しく触る

肌を激しく触ると、肌を傷めて老化の促進につながります。スキンケアの際に激しくこすってはいけないのはもちろん、肌が痒くなりやすい冬場に、ついつい顔をかいてしまうのも良くありません。摩擦によって肌のバリア機能が失われることにより、肌内部の水分が失われます。水分量が減ってしまった肌はハリがなくなり、シワができてしまうでしょう。

汗拭きシートを顔に使う

運動後などに汗をかいてしまったときに、汗ふきシートを顔にも使っていませんか。顔専用のものであればまだしも、ボディー用の汗ふきシートには、殺菌作用のあるアルコール成分や、メンソール、防腐剤などがたっぷりと含まれており、顔には刺激が強すぎます。これらの成分は顔に直接消毒液を塗っているのと同じなので、絶対にやめましょう。顔専用のものを使うときにも、ゴシゴシこすらずに、やさしく拭き取ることをおすすめします。

サプリメントの飲み過ぎ

普段の食事で十分な栄養バランスが取れていない方や、効率的に美容効果を得たい方の中には、サプリメントを飲んでいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、むやみにサプリメントを飲んでしまうと、内臓に負担がかかってしまい、体調不良を引き起こしてしまう原因になってしまいます。

美容のために健康を害してしまっては、元も子もありません。サプリメントの効果はあくまでも補助的なものと理解し、上手に取り入れていきましょう。

皮脂が気になるから保湿をしない

肌を触ったときにべたつくからといって、保湿が不要なわけではありません。化粧水はつけるけど、乳液のべたつきが気になって使わないのは絶対にNGです。乳液で膜を張らないと、生化粧水の水分が蒸発してしまい、逆に乾燥を招いてしまいます。

皮脂が過剰に出ていてもその内側は乾燥しているもので、むしろ肌内部が乾燥していることが原因で、不要な皮脂が分泌されてしまいます。オイリー肌の人は、さっぱりタイプのスキンケア用品を使って、肌に潤いを与えましょう。

アンチエイジングにはインナーケアも大切

インナーケアとは、バランスのとれた食事、自分に合った程良い運動、十分な睡眠を中心に、体の内側からケアしていく美容法です。どれだけ外側からのケアを頑張っても、体が健康的でないと意味がありません。

まずは自分の生活を見直してみることが大切です。運動不足を感じる人はウォーキングやストレッチを習慣化することで、体が引き締まるだけではなく、血流が良くなります。お酒を飲みすぎている人は休肝日を設ければ、顔色が良くなりツヤが出てくるでしょう。お肌はその人の健康状態を表すバロメーターでもあるので、生活全般の質を高めて内側から整えていくことで、若々しく見せることができます。

まとめ

いかがでしたか。男性の肌にエイジングケアが必要な理由や、正しいスキンケアの方法、間違ったアンチエイジングについて解説しました。アンチエイジングは、女性だけではなく男性にとっても大切です。スキンケアを行うことで、肌を整える事はもちろん、体の中からしっかりケアしていくことで若々しさを保ち魅力的でいられます。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただき、日常にエイジングケアを取り入れてみてくださいね。